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NEWS

『Casa BRUTUS』に商品が紹介されました

 


マガジンハウスが発行している月刊誌『Casa BRUTUS(カーサ ブルータス)2月号(1月8日発売)』で、リソースで取り扱うLIGNE PURE(リーニュピュール / ベルギー)のラグが、紹介されました。

 

本号のテーマは「真似したくなる家づくり」。

「職住一体のアトリエとして深澤直人がデザインした家。」のコーナーで、プレーンながらも表情と味わいのある手織りのラグ3枚が、選び抜かれたマテリアルたちと美しく調和しています。

TOPICS

リサイクルナイロン ECONYL®

限りある資源を大切にし有効活用することが、ますます求められています。
 
ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は、元来リサイクル(再生利用)に向く性質を持っています。合成繊維でできた製品を化学的処理により元の分子単位にまで戻し、再び原料として利用することができます。
現在では、石油から作ったバージン原料とほぼ同純度の分子材料が得られる技術が確立され、品質も同等な繊維が生産されています。
リサイクルによる環境負荷削減効果も期待されており、リサイクル繊維を使用するメリットは大きくなってきています。
エコニールとは
エコニール(ECONYL®)は、イタリア最大のナイロンメーカーであるアクアフィル社が製造販売する、リサイクルナイロンの商標です。
 
独自の技術により、ナイロン廃棄物をケミカルリサイクルによって粗原料に戻し不純物を完全に除去することで、バージン原料と同等のリサイクルナイロンを生産できる循環システムを構築。2011年より廃棄物を原料としたリサイクルナイロン「ECONYL®」の生産を開始しました。
バージンナイロンと遜色ないリサイクルナイロンは、家庭用品やスポーツ用品、アパレル用として取り入れらています。とくにハイエンドのファッションブランドでは、一般的なナイロンからECONYL®に移行しているところも多く、2020年のアカデミー賞では、俳優のティモシー・シャラメがプラダのECONYL®の衣装を着用し話題となりました。
 
プラダのほかにも、バーバリーやグッチ、フェンディ、ステラ・マッカートニーといった有名ブランドがECONYL®を使用し環境に優しいアイテムを生み出しています。このムーブメントは広がりを見せ、エコニールを採用しているアパレル&スポーツブランドは400を超えています。
カーペットへの広がり
ECONYL® は、ファッションばかりでなくインテリアの分野でも活用されています。ナイロン糸を使うカーペットは、その主たる使い道となっており、カーペットメーカーでもECONYL®を使用したナイロン6糸のコレクションを展開しています。
 
ECONYL®の素晴らしさは、製造工程での端材(プレコンシュマー)材料だけではなく、50%程度の使用済み材料(ポストコンシュマー)を原料としていること。それでありながら、品質に全く遜色が無く、再び何度でもリサイクルできることです。
 
原材料となるのは、廃棄済みのカーペットや養殖で使われたり海底に遺棄された漁網、組織団体等によって回収されたプラスチック片や衣類などです。ふんだんに回収できるポリエステルと比べ、ナイロンはリサイクル原料が少なく、また融点が低いために汚染物質が残留しやすく入念な洗浄が必要となります。
 
ポストコンシュマーの再生ナイロンを事業として商品化できているのは、今のところECONYL®のみと言われています。弊社取り扱いブランドの中では、Tarkett、Mannington、TiscaがECONYL®糸を使ったコレクションを展開しています。
Tarkett
 
環境に関して意識が高くCradle to Cradle®の原則を順守するTarkett社では、タイルカーペットの50%以上がECONYL®を使用した商品となっており、リサイクル可能なバッキングへの移行も進めています。
 
オランダに独自のリサイクル施設を持ち、カーペットの分別技術を開発。良質なリサイクル材料をAquafil社に提供しています。
 
Mannington COMMERCIAL
 
カーペットを選ぶ際、ファイバーは耐久性やメンテナンス性、コストに関わる大切なポイント。パフォーマンス性の高いAntron®  (ナイロン6.6)か、リサイクル糸ECONYL® (ナイロン6)か、用途と目的に合わせ糸を選ぶことを推奨。
 
カーペットのリサイクルを促進する米の団体CARE(Carpet America Recovery Effort)のメンバーとなり、回収活動にも力を入れています。
 
TISCA
 
まだまだ市場供給が十分でないECONYL®糸を売れ筋のタイルカーペットに投入するメーカーが多い中で、TISCAではブロードルームカーペットの商品が見られます。
 
スイスのファミリー企業としてスタートしたTISCA社は、なだらかな牧草地の丘が連なるアッペンツェル地方の美しい風景と共存できる製品づくりを目指しています。
 
PICK UP

展示会で発表された新作商品やコレクションを弊社取り扱いの海外ブランドと併せてご紹介いたします。

スカンジナビアンデザイン・テキスタイル /  svensson (スウェーデン)

シンプルで機能的、そしてスタイリッシュなスカンジナビアンデザインは、ミニマルなライフスタイルが好まれる中で根強い人気となっています。

 

テキスタイルも、そうしたスカンジナビアンデザインの流れを汲む機能的で美しいものが作られています。シンプルでありながら質感や奥行きを感じさせるイス張地は、どんな家具にも合わせやすく包み込むような包容力があります。もちろん機能性も優れています。

スウェーデン南部の街キンナで操業するファミリー企業 svensson 社。創業は1887年で、織機動力がまだ蒸気だった時代からテキスタイルを作り続けてきました。

 

スカンジナビアンデザインを根幹とした機能性の高いテキスタイルは人気を博し、イケアやマーク&スペンサーといった百貨店とのビジネスに発展。その後、光を遮断せずエネルギー効率を上げ作物に最適な環境を作り出す温室栽培用のテキスタイル「Climet Screen」を開発し、ヒット商品として現在も130か国に輸出されています。

 

インテリア用生地のコレクションはウールと難燃ポリエステル(トレビラCS)で構成されており、豊かなカラースケールで様々なテクスチャを備えています。コントラクトユースとしても十分な性能を持ち合わせ、どのような家具とも調和します。

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